2024/03/21 16:28
服の新作が届きましたので、久しぶりに中目黒の間借りスペースを飛び出し、ポップアップイベント「Merch Madness ~ 狂気のマーチャンダイズ祭」を開催します。
服を実際に見て、試着できるチャンスはいまのところ今回のイベントが最初で最後なので、お見逃しなく!
会場のFive Treesについて
まずは会場のご紹介から。東急東横線 学芸大学駅から五本木交差点方面へ徒歩だと約5分、ヘルニアで痛む脚を引きずりながらだと8分ぐらいで到着します。
このFIVE TREESはブルワリー(醸造所)を併設したクラフトビールバーで、目の前で作られているフレッシュな五本木産ビールを楽しめるだけでなく、DJブースもあって音響もバッチリ。スペースもゆったりしていますので、じっくりと商品をご覧いただけます。
FIVE TREES
〒152-0001 東京都⽬⿊区中央町2-35-13 →Gogle Map
新作その1. Duffle Jacket Indigo Block Check
今回のラインナップは「まずTシャツありき」というところからスタート。
この、程よい厚みのブロックチェック生地を使った一重のジャケットも、Tシャツやスウェット、フーディの上からバサッと羽織るイメージで作りました。
ディテールの基本はダッフルコートですが、鈍重なメルトン生地を使わず、フードや肩周りの補強もなくすことで、幅広いシーズンに対応するライトな着心地を実現しています。
トグルボタンは1番上を開けてもいい感じです。
で、生地は一見、ヘビーなネルシャツなんかであるような普通のブロックチェックなのですが、よく見るとなにかが違います。
わかりますでしょうか。黒っぽく見える部分に、ロープ染色したインディゴ糸を混ぜているんです。そう、デニムをデニム足らしめているあの糸です。なので、黒というよりはネイビーに近い色目で、なおかつデニムのような経年変化も楽しめる、素晴らしい生地です。
一度製品洗いがかけてあり、新品からこなれた風合いですが、着込めば着込むほど味わいを増していきますので、長く着られるよう、表からは見えないところにもヘリンボーンテープで補強を入れるなど、細かいところまで丁寧に作りました。
カラーはレッドとグレーの2色で、サイズはSからXL。価格は昨年から引き続き、全員友人プライスの31,900円(29,000円+TAX)です。
新作その2. OCLS Shirt Nepped Check
続いては、久しぶりの長袖オープンカラーシャツ。よくある感じのチェックに見せかけつつ、こんなモダンな配色、古着ではまず見つからないよね、というところを狙いました。
生地はコットン100%で着心地抜群。ネップのある、奥深い表情が大変当店好みです。
ところどころ、糸ふし的な部分があるの、伝わるでしょうか。とくにこの手のチェックは、ツルッとしたものよりこういうラフな雰囲気のものが好きです。
カラーはNY感のあるブルーxオレンジと
このなかでは最もクラシックな雰囲気のネイビーxゴールド、
そして手堅いオリーブxグレーの3色です。
サイズはジャケット同様SからXLまで。こういう生地は値が張るのですが、18,700円(17,000円 + 税)というお求めやすい価格に抑えています。各サイズ数点ずつしか作っていませんので、お早めにどうぞ(ジャケットはさらに少ないです)。
新作その3. Easy Piped Stem Trousers Linen Wool Gabardine
最後はパンツ。太めでストンと落ちる、エレガントなパイプドステムシルエットを、質の良いユーロ古着的な表情を持つリネンxウールのギャバジン生地(高いだけあって本当に良い生地です)で仕立てました。
つい最近創業デザイナーが勇退を表明した某コレクションブランドの、何年も愛用しているパンツを何種類かミックスした上で、Tシャツ+スニーカーという、いつものスタイルに違和感なく合わせられるバランスにととのえています。
ちなみにこの某ブランド、収入が多かった時にはワンシーズン100万円以上買っていたぐらいで、今でも大好きです。
太めのシルエットに加え、リネンもウールも通気性に優れていますので、風が冷たい季節以外はとても快適な穿き心地。生地の地厚がそれなりにあるので真夏もちょっと向かないかもしれませんが、デニムぐらいの感覚でだいたい一年中穿けちゃいます。
ウエストはゴム+コットンひもの仕様ですが、ボタンとファスナーもあって、実用面もバッチリ。ベルトループもつけていますので、トップスをインするスタイルにもおすすめです。
なお、使っているボタンは、ヴィンテージのミリタリーアイテムで使われていたものを再現した尿素ボタン。ポケットの内袋などに使う、いわゆるスレキも高級スーツで使われる高番手のコットンのものを使っています。
今回の商品があまり売れなかったらこういう服はもう作れないので、後悔のないよう細かいところも突き詰めました。とはいえ、在庫に潰されそうになるのはもう懲り懲りなので、こちらも一番数の多いサイズで5本程度という、工場泣かせ(無理を聞いていただきありがとうございます!)の極小ロット生産となっております。
カラーは絶妙な色目のグレージュと
上品なユーロヴィンテージ感が漂うブラウン、
そしてとりあえず1本は持っておきたいブラックの3色です。
個人的に、今の時期は街中であまり見かけない感じのないエアジョーダン(2、13、14あたりが好きでよく履いてます)など、ボリュームのあるバッシュを合わせたい感じで、もう少し暖かくなってきたらサンダルですかねー。
裾幅太めのパンツに苦手意識のある方がいらっしゃるかもしれませんが、いつものトップスとシューズでも、パンツのシルエットがガラリと変わると新鮮ですし、新たな気づきもあると思いますよー。
極小ロット生産ということを差し引いても、まともな感覚のブランドや店であれば3万円以上つけないとどうしようもない感じのコストのかかり方ですが、なんと24,200円(22,000円 + TAX)ポッキリ。これはもう2色買い、いや、3色買いも視野に入れちゃう感じですかね。大変おすすめです。サイズ展開は上記2アイテム同様、SからXLです。
オンライン販売は週明けの予定です
オンライン店では、週明けから販売開始したいと思っているのですが、ちょっとまだはっきりした日時を申し上げられる段階ではないため、追ってご案内いたします。例によって、イベントで完売した商品・サイズのオンライン販売はございませんのでご注意ください。
また、イベント開催後はオンライン店限定商品となり、中目黒間借り店の店頭では展示・販売ともにいたしません。なので、実際に商品を試せるのは今回のイベントだけなのです。
他にもいくつか
最近再入荷したSBQ Bandanaはもちろん、納品が前日になる見込みの新しいTシャツもご紹介できる予定です。いやー、楽しみですねー!
ホットドッグは看板メニューのみ
もちろん、ホットドッグもご提供します。今回は看板商品のシカゴスタイル、Chicago Red Hotのみです。Five Treesの激ウマオリジナルビールとも相性バッチリですよー!
中目黒の間借り店は火曜までおやすみします
イベント開催に伴い、中目黒の店は3月26日(火)まで休業します。ヘルニアが悪化したりしない限り、水曜日からは通常営業できる見込みです。
長くなりましたが、みなさんとお会いできることを楽しみにしております。がんばれ富永啓生!