2022/04/22 11:55
新作2アイテムの準備が整いましたので、本日4月22日(金)の18時にオンライン店での販売を開始します。
その1. Cuban Shirt L/S
まずご紹介するのは、ずっと作りたかったロングスリーブのキューバシャツ。
ステイホームに耐え続けたこの数年、シャツを着る機会が激減していましたが、そろそろ気持ちを外に向けていきたいなと、構想2年の末ようやく完成させました。
ステイホームに耐え続けたこの数年、シャツを着る機会が激減していましたが、そろそろ気持ちを外に向けていきたいなと、構想2年の末ようやく完成させました。
このシャツがみなさまの旅のお供になれたら感無量です。
キューバシャツはその名のとおり、キューバやメキシコなどカリブ諸国が由来のアイテムなので、長袖というだけでもなかなかの希少種なのですが、これがコットン100%となると、古着や現地モノで探すのはまず困難(だいたいコットンポリです)。そしてシルエットも縦長のものが多く、ゆったり着たいと思うと丈が長すぎる感じになりがちだったりします。
そんなこんなを一気に解決したのが、今回のシャツというわけです。
まずは生地から。なんとなく不良っぽいイメージのあるキューバシャツとは真逆の、ボタンダウンシャツでおなじみなオックスフォード生地を採用しました。
しかもただのオックスフォードではなく、3色の糸で織った特別なもの。とても表情が豊かで、雰囲気抜群。コットン100%なので着心地もバッチリです。
これ以上価格を上げたくなかったので製品洗いはかけていないのですが、洗いざらしの雰囲気がまた格別なので、ぜひ一度水を通してみてください。
ひとことにキューバシャツといっても、刺繍が入ったものや飾りボタンがついたもの、ポケットが2つのものなどさまざまなバリエーションが存在していますが、オープンカラー、4つのポケット、裾脇のボタン付きスリット、そして前後のプリーツという、代表的なディテールを採用しました。
生地色に合わせた貝ボタンもお気に入りポイントです。
シルエットはゆったり身幅に程よい着丈という、往年の某RL的な、いつものリラックスフィット。
ほどよい地厚がある生地なので、シャツとしてはもちろん、ライトアウター的にいつものTシャツの上からバサッと気楽に着てください。
4つのポケットは食事時にマスクを入れたり、新幹線の切符を入れたり、ワイヤレスイヤホンのケースを入れたりと、これからのシーズンのお出かけにもぴったり。
異国情緒漂う見た目も、旅の気分を盛り上げてくれるはずです。
その2. Dry & Heavy Pique Tee
「超ヘビーウェイトなTシャツを、真夏でも快適に着たい!」という矛盾じみた願望を叶えてくれる、店主待望のTシャツが完成しました。
生地はDry & Heavy Pique Cardiganと同じ、太番手の米綿空紡糸を使って高密度に編み立てた、厚手の鹿の子生地。ずっしりとした重みと、カラッとドライな肌触りがなんとも最高です。
鹿の子というとラルフローレンなんかのポロシャツを思い浮かべる方が多いと思いますが、ああいう一般的な鹿の子と比べると表面の凹凸がかなり大きく、立体感のある生地です。かなりゴワッとがっしりしているので「体のラインが出るから鹿の子苦手なんだよな〜」という、私のような方にこそぜひお試しいただきたいです。
で、なぜ鹿の子なのかということなのですが、まず通気性が天竺生地とは段違い。めちゃくちゃ風を通します。
そして、先述のとおりこの生地は表面の凹凸が大きいため、肌に「面」ではなく「点」で触れることになります。これが、湿度の高い日本の夏には効果てきめん。Tシャツとしてはかなり重量がありますが、サラッと快適に着られます。
当店のCotton Meshシリーズと合わせていただくと、この夏のQOLは爆上がり間違いなしです。
もう生地の表情だけで存在感は充分なので、裾のスリット以外は胸ポケットすらつけず、超シンプルに仕上げました。
シルエットはMulti Border Tee S/Sと共通の、身幅はしっかり広めに取りつつ、肩幅はそこまで大きくない、あくまで「普通の延長」的なやつです。
洗濯を重ねていくと、とてもいい具合に味が出てくる生地です。ひと夏終えた時に、「また来年も着たい!」という表情に仕上がっていると思います。ガンガン着倒してやってください。
なお、洗濯のときはできれば柔軟剤を使わず、カラッとドライな質感をお楽しみいただくのがおすすめです。