2020/04/01 17:03



じつは今週末から、kit galleryでポップアップをやる予定だったのですが、世の中こんな状況なので、5月に延期となりました。
その頃には落ち着いてるといいんですが、可能性は低そうなかなと思っています。

もともと今頃は実店舗をやっているつもりでいたので(これは中止して本当によかったと思っています)、それに向けて仕込んでいた商品を見ていただく機会を作らないといけない、ということで準備していたポップアップだったのですが、それも延期となり、とはいえ商品は続々と入荷してきていて…という、なかなかな状況です。でも商品に罪はないですし、なにより自信を持っておすすめできる良いモノばかりなので、順を追ってご紹介していきたいと思います。
ちょっと長いのですが、おうち時間の暇つぶし的に最後までお付き合いいただければ幸いです。

1. カーゴポケットなしのカーゴパンツ「Mil Trousers」


春夏になると軍パン、いわゆるカーゴパンツ的なものを穿きたいなといつも思うものの、今の世の中的に「モロ軍服!」みたいなものはどうしても身につける気が起きず、それならモロ軍服的なディテールを省いちゃえばいいじゃないか、という発想で生まれたカーゴポケットなしのカーゴパンツです。



軍パンと言っても、極太シルエットなM-65より程よい太さのジャングルファティーグが好みなので、その感じを意識しつつ、昨年リリースしたBasic Trousersをベースにもう少し太くして、緩やかにテーパードするシルエットにしました。


腰回りの仕様はボタンからファスナーからウエスト両サイドのアジャスターまで、ジャングルファティーグ(3rd)的なミリタリー仕様に一新。ヒップのフラップポケットや膝のダーツもジャングルファティーグに習ったものなのですが、象徴的なカーゴポケットを省いても意外と軍パンっぽく見えるから不思議なものです。


生地は、スーピマコットンの超高密度ツイルという、とても上品なものを採用しました。見た目の高級感もさることながら、なめらかな肌触りと程よい地厚で、夏場でも快適です。特別寒がりとか暑がりという方でない限り、1年の大半はこのパンツで大丈夫だと思います。
軍パンとは真逆の方向性の生地ですが、ツイルなのに高密度すぎてポプリンっぽく見える部分もあるので、そういう意味では一周して軍パンっぽいのかもしれません。
あと、高密度すぎてちょっとした水なら弾いちゃったりします。超ウケる。


裾はヒモで絞れるようにしていますので、裾幅の細い方が好みという方はギュッと絞っていただくと良い感じかと思います。
個人的には、今の時期なら軽く絞ってクラークスのワラビーやウィーバーを、夏場ならギュッと絞ってサンダルを合わせたい感じです。
ヒモが邪魔だったら抜いちゃってください。



172cmガッチリ体型、最近コロナ太りが気になる店主でLサイズをジャストめに着用しています。
Basic Trousersをお持ちの方であれば、同じサイズで問題ないと思います。
ウエストのアジャスターでウエストを8cm程度調整できますので、太めが好みでしたらワンサイズ上げちゃってください。

カラーはベージュ、オリーブ、ブラックの3色で、MからXLまでの3サイズ展開です。
内側の縫製の仕様も見直し、かなりきれいに仕上がっていますので、ぜひお試しください。
発売のタイミングについては、この記事の最後でお伝えします。

Mil Trousers
Color:Beige、Olive、Black
各色とも 16,000 yen + TAX

2. ちょっぴりヤンチャでオトナなペインターパンツ「LST Painter」


新型のペインターパンツです。
ペインターって昔から定期的に穿きたくなるんですが、ゴリゴリのワークウェア(着心地がハード)だったり、自分にとってはデザイン過多なやつ(自意識的にハード)だったり、高すぎたり(ただただハード)と、あんまりしっくりくるものが見つからなかったので、作ってみました。


シルエットやディテールは、90年代に一斉を風靡した、大手デニムブランドのアーバンなライン(いわゆる銀のやつ)のものを参考にしました。
腰穿き対応のゆるめなウエストと位置が下めについたヒップポケット、そして程よくテーパードするバギーなシルエットというヤンチャな仕様は踏襲しつつ、今の気分にマッチするよう調整しています。


そして生地は、ヴィンテージ感のある質の良いチノクロスを用いました。某RLのチノパンみたいな感じの生地で、カラーも相まってとても大人っぽい雰囲気です。



年々いわゆるジーンズ的な、5ポケットのパンツが似合わなくなってきたなぁと感じていたんですが、これなら喜んで穿きたいと思えるものに仕上がりました。
というかすでにサンプルを冬から穿き倒しているんですが、最高に調子良いです。
New Balanceなどボリューム感のあるスニーカーとはもちろん相性抜群ですし、ローファーと合わせる感じも気に入っています。


※ ↑で着用しているものはサンプルのため、ステッチの仕様が商品と異なります。

ヤングからアダルトまで対応する、アメカジおじさん的なものとは無縁の新感覚ペインター。
カラーは最初期RRLのチノの薄い方の色を彷彿とさせるオフホワイトと、夏場明るい色の開襟シャツに合わせたいと目論んでいるブラウンの2色で、M〜XLの3サイズ展開です。
なお、同じ型でリネンデニムを用いたもの(チノクロス版よりちょっと高いです)も展開するのですが、こちらは入荷が遅れているため、後日あらためてご案内します。

LST Painter Chino Cloth
Color:Off White、Brown
各色とも 14,000 yen + TAX

3. カーディガン感覚で着たい軽アウター「Engineers Jacket」


春場や秋口にサッと羽織ることができる、カーディガンのような感覚で着られるアウターが欲しいなと思って作った、新型のジャケットです。


基本的なディテールはヴィンテージのエンジニアジャケットを参照しているのですが、そのまま再現してしまうと着丈が短すぎてしまうので、いつものフーディやTシャツの上に着てちょうどよくなるようにグググっと伸ばしつつ、Vゾーンの具合も調整しました。
身幅やアームホールもたっぷりとってあるので楽ちんですし、重ね着もいろいろお楽しみいただけます。


生地は先述したLST Painterと同じ、ヴィンテージ感のあるチノクロス。なのでペインターとセットアップでも着られちゃいます。くたくたに着込んだころの雰囲気が楽しみです。Lサイズを着ています。


ノリはGジャンとカバーオールのあいだ的な感じですが、先述したようにアウターとしても使えるカーディガンとして、気軽に着てもらえたらうれしいです。
またLST Painter同様、こちらも同じ型でリネンデニム版(やはりチノクロス版より少し高いです)も展開するのですが、やはり入荷が遅れているため、あらためてご案内します。

Engineers Jacket Chino Cloth
Color:Off White、Brown
各色とも 18,000 yen + TAX

オンラインポップアップ的な

上記3商品はすべて、本来ポップアップ初日のオープン時間になるはずだった4月2日(木)の昼12時より販売開始します。
ポップアップで見ていただくはずだったものをただオンライン店に並べる、というだけではなんだかおもしろくないというか、なにかに負けた感じがしてしまうので、店頭で実際に商品を見ていただくことができないかわりに、いくつか条件付きではありますが、普段は基本的にお断りしているサイズ交換を承ります。

サイズ交換についての条件は以下の通りです。
・未使用であること。
・在庫があるもの。
・商品到着から、到着日を含め2日以内にご連絡をいただくこと(ご連絡いただけないと交換用の在庫が確保できません)。
・商品到着から、到着日を含め3日以内に返送いただくこと。
・交換にかかる往復の送料をご負担いただくこと(お客様の元払いにて返送いただき、交換品は送料着払いで発送します)
・返品や他の商品、カラーへの変更は承りません。あくまで同一商品のサイズ交換のみです。
・今回の新商品に限らず、全商品が対象です。

なんだか小うるさくて申し訳ないのですが、うちみたいな弱小個人店が負えるリスクの限界がこれなので、どうかお許しください。
また今回の新商品以降、生産数を以前よりも絞り気味だったりするので、交換を受け付けると言ったものの、在庫が用意できないというケースも出てきてしまうと思います。その場合はどうかご容赦くださいませ。

値付けの段階でかなり無理をしてしまっているため、派手なセールなどはできませんが、「家にいなければいけない時間が長いからこそ、少しでも気持ちの上がる服を着て過ごしたい」という方に届いたらうれしいです。商品についての疑問はお気軽にお問い合わせください。
それでは実際にお会いできる日まで、引き続きオンライン店にてお待ちしております。

  
 
 

メールマガジンを受け取る

新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。